li_01ファスティング

断食、それは究極の健康法の1つです。
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人によっては、飽食の現代日本においては、奇異に映ることもあるかもしれません。

しかし、我々人類は幾度となく断食を繰り返すことによって、生命の鎖をつなぎ止めてきました。実際、今日においても断食をしないのは、先進国の人間とペット、家畜・動物園の動物ぐらいでしょうか。その他のほぼ全生物は、病気・傷害・脱皮・出産・闘争・狩猟など重要なイベントの前は、決まって断食をしています。

しかし、従来イメージされるような断食は、専用の施設に泊まり込む水断食がほとんどで、時間的・経済的な損出と極度の空腹感を伴いました。
私たちが考える断食は、日常生活から食事を抜くだけで、仕事や趣味はそのままに、自分で行うことのできる断食です。激しい空腹感に見舞われることもなく、生活の一部として取り入れることが可能です。

ファスティングを指導するに当たり、私たちが考える栄養の5本柱は、「栄養学」「分子整合医学」「ファスティング学」「食事学」「サプリメント学」で構成されています。


li_02栄養学

栄養学と言えば何を食べるか、どういった栄養素を補うのかといった、「プラスの栄養学」が主流です。しかし、実際は多くの疾患が、多く食べ過ぎが原因であることは事実で、まずは過剰に摂取しているもののコントロールが重要になります。

有効なものを摂る前にまずマイナス要因の削除をすることです。2つの栄養素のバランスが崩れているとき、足りないものを補うのではなく、過剰なものを減らせばバランスは整うのです。


li_02分子整合医学

分子整合医学は1954年にノーベル化学賞、1963年にノーベル平和賞を受賞した生化学者ライナス・ポーリング博士(Linus Carl Pauling,米 1901~ 1994、スタンフォード大学教授、量子化学者、生化学者、分子生物学者)によって、1950年代から研究され始めた最新の栄養学です。ポーリング博士は、栄養素の過不足と疾患の関連性だけではなく、人体のしくみを分子レベルで研究し、身体に必要な栄養素の働き、栄養素の体内メカニズム、栄養素の効果などをまとめました。

栄養面からアプローチすることによって、細胞レベルから身体の機能を改善し、健康を維持増進していこうという概念を提唱(1968年)しました。大量のビタミンCや他の栄養素を摂取することで、自らの自然治癒力を強化することによって健康を回復(『はじめての分子栄養学』より)したり、未病を防いだりすることです。
分子整合医学とは、細胞から「必要でないもの=異物」を失くし、細胞へ「必要なもの=栄養素」を供給することによって、自然治癒力を活性化しようとする方法。


li_02食事学

『3食バランス良く…』や『脂肪は控えて…』といったような、中身のない『理想の食事』ではなく、普段の食事に栄養学や分子整合医学を生かし、よりヘルシーで機能的な食事の具体的な摂取方法を学びます。

何を、どのように、どれくらい摂取すべきかを身近な食事を例に考え、食物の組み合わせによるワンランク上の食事を目指します。


li_02サプリメント

学現代食では十分に摂取しきれない栄養を効率的に補うために、現代人にサプリメントは絶対不可欠です。しかし、市場に出回っているサプリメントのほとんどは、コストを削減するために化学合成されているものがほとんどです。『健康補助食品』であるサプリメントを摂取する目的や選択のポイントについて学びます。